学生から社会人まで、幅広く使う文房具は、勉強やオフィスワークに欠かせないものとなります。
ボールペン、シャープペンシル、赤ペンなどのペンから、ハサミ、のり、修正テープなど豊富な種類のものが存在します。
たくさんもっていれば、それだけ作業効率も上がり様々なことに対応できるようになるのです。
文房具というものは、古来日本から存在し西洋文化の輸入がきっかけだったと言われています。
輸入で鉛筆やノートなど定番の文房具が普及し、勉強もはかどるようになりました、
それまで墨と筆を使って文字を書いてのですが、鉛筆はすぐに取り出して書けるため利便性が高いです。
明治時代から取り入れられ始めたのですが、当時は高価でなかなか手に入れられる方もいなかったでしょう。
また、鉛筆とセットになっている文房具である消しゴムは、書いた文字を消すことができる画期的な商品として話題になりました。
消しゴムも明治時代に輸入し始め、義務教育の実施とともに広く普及し始めたとされます。
日本国内では、大正3年に田口消しゴム製造所が設立され、日本でも一般化していくことになったのです。
鉛筆と消しゴムだけでも当時は大変便利なものとして話題となったのですが、第二次世界大戦後には、アメリカがきっかけでボールペンが普及してきました。
始めは万年筆が広まったのですが、1947年頃に国産のボールペンが出回り、文房具はさらに利便性を増していったのです。
鉛筆よりも主流となっているシャープペンシルですが、こちらもアメリカで開発された文房具になります。
つまり、ほとんどの文房具は海外がきっかけで日本でも使われるようになったわけです。
基礎は海外ですが、そこから技術を発展させたのは日本の技術であり、日々高性能な文房具が開発されています。
1952年に「リキッドペーパー」というものが輸入され、修正液の基礎となったのですが、そこから日本の技術により使いやすいように進化しました。
当時の修正液は、消すことはできるが乾きが遅く実用性に欠ける点があったのです。
そこで日本のメーカーぺんてるが、1983年に新たに速乾性にすぐれた修正液を開発します。
ペン型の形をしており、使いやすく乾きも速いため瞬く間に文房具の必須品として広まりました。
ただ、速乾性に優れていても多少時間がかかるため、まだ課題が残ったのです。
1989年に消しゴムメーカーのシードゴム工業は、修正液の弱点を克服した「修正テープ」を開発し、爆発的に普及。
こうして平成になるまでに様々な企業努力によって文房具は進化していったのです。
2018年現在となった今では、機能をさらに向上させ、おしゃれでかわいらしい文房具も多く販売されています。
そういった商品が発売されたのは、消費者がもっと性能が良い商品がほしい、文房具もかわいらしいものがほしいなどのニーズがあったからではないでしょうか。
顧客の希望を受けて企業が研究を重ね、試行錯誤を繰り返したからこそ私たちは満足のいく文房具を使えることができるのです。
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